人材開発の基礎を学ぶにはどうしたらいいか?
人材開発は、ともすれば
「自分がこういう育てられ方をしたからこうするのがいいんだ」と、
ある種の「経験則」だけで語られがちである。
これは仕方のないことかもしれない。
日本は義務教育があるし、だれしも「教えられる」ということを経験しているから。
ただ、それは飲み会でほろよいながら語れる分には何の問題もないが、
それが全社の人材開発施策の根幹になってしまうと、
こりゃまたまいっちんぐマチコ先生である。
人材開発を科学的に解明しようという動きが今の日本にはある。
まだまだすべてが確立されているわけではないけれど、
企業の実務家に向けてそれを本にしたり、いろんなセミナーにしたり、
大学の授業として提供していたりする。
われわれ人材開発を仕事にしている者は、
そういった理論と実務をどうつなげていくかが問われている(はず!)。
というわけで、「学び方」をまとめてみた。
◆本を読む
Amazonでぽちっとすると、月末すごい請求が来るので注意。
ただし、ものすごくいい本が1円とかで売ってるからつい買っちゃうんだなぁ、こりゃ。
「何から読んだらいんじゃい?」って人は、
以下の先生の著書をまずは読んでみるといいと思う。
日本の教育学者。「大人の学びを科学する」が研究テーマ。
日本のキャリア研究の第一人者。
企業組織、とりわけ人事・教育・キャリア問題研究の第一人者。
※中原淳先生は、こんなのも出しているのでどうぞ。
「中原淳が選ぶ 組織で働く人が成長していくための20冊」
http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=6185
雑誌であれば、日本能率協会マネジメントセンターが出している
「人材教育」が有名。
http://www.jmam.co.jp/productservice/jinzai/about/ab_index.html
◆PULL型データを取得する
1)日本の人事部
2)ヒューマンキャピタルオンライン
http://www.nikkeibp.co.jp/hco/
3)Facebookでフォロー
HR関連のグループはたくさんあるので、
フォローしてみるとよいよ。
◆セミナーに参加する
1)人材マネジメント基礎講座
人事や人材開発担当になって数年の人向けの講座。
2)::MALL::経営学習研究所
たくさんありすぎて書けない・・・。
◆資格を取得する
資格を取得するのも一つの手。結構他社の人材開発の人と
知り合う機会にもなります。
1)産業カウンセラー
2)キャリアカウンセラー
3)ワークショップデザイナー(青山学院大学)
4)心理相談員
5)衛生管理者
6)社会保険労務士
7)CPLP(まだ日本には1名しが合格者がいないが・・・)
◆学会、協会に参加する
1)日本人材マネジメント協会
年会費は高いが、やっていることはすごく充実している。
毎月実施されるHRCafeや人材マネジメント講座などは、
参加するとよい。
2)人材育成学会
毎年、1回は大会を実施している模様。
ちょっと書き殴りだけど、まだまだアンラーニングは続く・・・。